凍結療法翌日 <凍結療法-手術編-vol.3>

2017年5月下旬に乳がんの凍結療法の手術を受けました。
告知されてから手術までを振り返っています。
前回は、「凍結療法当日 ② <凍結療法-手術編-vol.2>」でした。

今回は、凍結療法翌日のこと、術後の痛みなどについてです。

凍結療法の翌朝

痛みであまりよく眠れませんでしたが、なんとか朝を迎えました。痛みはあるものの、お風呂に入れないのがどうしても気持ち悪く、患部及びテーピングが濡れないようにシャワーだけ浴びてしまいました(※マネしないでくださいね!)。引き続き痛むので、全てがゆっくりです。なんとか着替えて、ゆっくりと朝食会場へ。食事を済ませて、この日は午前中に昨日の手術の傷の確認があるので、早々にチェックアウトし、病院へと向かいました。

せっかく病院の近くに泊まったのですが、一晩経っても痛みは続き、わずかな距離も歩くのは難しくてこの日もタクシーで行きました。運転手さんに近くて申し訳ない旨を伝えましたが、とても優しかったです。痛そうにしてたからか、荷物の持ち運びも手伝ってくださいました。

診察最速記録!

9:55位には病院に着きました。予約もしましていたが、今日は主治医による診察ではなく、別の医師による傷のチェックだったためか、ほぼ待たずに順番となりました。

まずは、ガチガチのテーピングをはがして凍結療法の傷のチェックです。ついでにセンチネルリンパ節生検の傷痕もチェクしてもらい、どちらの傷口もキレイで問題ないとのことでした。想像以上に痛みがあることをお伝えすると、この痛みはしばらく続くとのこと。あっという間に診察は終わり、10:10過ぎには診察室を出ました。病院に来てから15分強で診察終了は、いつもの主治医の診察の時とは桁違いの早さでした。

帰り道

早く終わることは想定内で、実は時間があったら病院の付近を散策して帰ろうと思っていました。ですが、痛みのため全く無理でした。(あとで友人にその話をすると、(散策に)行けるわけないと思っていたとのこと…orz 早く教えて欲しかった…)センチネルリンパ節の検査入院の際、バスに長時間乗るのも辛いと学んでいたので(参照:センチネルリンパ節生検で入院・3日目)、最寄りの駅までタクシーを使い、電車で帰りました。それでも歩く振動が傷に響く上、センチネルリンパ節の傷痕も痛み(右側)、左肩が四十肩のため痛いので、荷物を引きずりながら帰るのがものすごく大変でした。両腕使えないって相当大変です。

家の最寄駅からもバスに乗るのですが、最寄りのバス停からバスを降りて家に向かって歩いていると、偶然家の近くで散歩に行く途中の冷戦状態の母(参照:家族と衝突〜4月の精神状態、私がが口をききたくないほど怒っていました)に会い、結局荷物を持ってもらって家に帰りました。

家に帰ってからは、洗濯しても洗濯物が干せない、腕が挙げられないという状況です。あまりにも動けなくて、結局母の助けを借りなくてはならず、不本意ながら冷戦を休戦?することとなりました。

術後の痛み

その後、数日は手術したところが痛かったのですが、だんだん痛む位置が変わっていき、なぜか右側腹部(おへその右横辺り)や脇腹が痛むようになりました。歩いていて振動が響いて痛むのも胸ではなく、右側腹部なのです。今考えると変なこと考えたな、と思いますが、その時は、手術中に怖がって沢山麻酔を打ってもらったからお腹に何か不具合が起こったのでは…と急に心配になり、近所のクリニックに行きました。そのクリニックの先生曰く、お腹に問題がありそうではないとのこと。そして、その痛みは関連痛の可能性があるのでは、ということでした。

関連痛とは

Wikipedia情報ですが、関連痛とは「痛みとなる原因が生じた部位と異なる部位に感じる痛みのこと」だそうです(引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/関連痛 )。脳が身体のある部位が原因で起こる痛みを、原因となる部位から離れた部位に感じると勘違いするのだそうです。冷たいかき氷を食べたときに頭が痛くなりますが、本当は咽頭神経が刺激されているのに、こめかみ辺りが痛いと脳が誤認識しているのだそうです。

色々不安はありましたが、私の脳が痛みの箇所を特定できていない、と思うことにして、次の診察(術後2週間後)を待って、主治医に相談することにしました。

術後10日後

術後からに傷の痛み、及び関連痛らしき右腹部の痛みですが、術後10日で、パタッとなくなりました。むしろセンチネルリンパ節生検の痛みの方が少し残っており(傷が大きいから?)、さらに一番痛いのは四十肩…、という状況でしたが、日常生活は普通に出来るまでに回復しました。

この痛みがなくなった頃は6月の上旬なのですが、6月中旬に所用で海外に行く予定があったので、痛みが続いたらどうしようかと心配になっていました。この海外に行く所用が先に決まっていたので、それに合わせて手術の日程を組んでもらっていたのですが、病院側の都合で手術の日程が(確か)1週間位遅くなったのです。痛みのせいで飛行機に乗れなかったら…、そもそも一人でスーツケースを持っていけるのか、と心配でしたが、無事に行って帰ってこられました。我ながら、自分の、というより、人間の回復力に感動すら覚えました。

やっと追いつきました…!

時間がものすごくかかってしまいましたが、やっとリアルタイムで書き始めた記録に追いつきました…!この次はほぼリアルタイムで書いた術後初めての主治医による診察について書かれた「術後はじめての診察」に続きます。

こんなゆっくりな更新を読んでくださったみなさま、本当にありがとうございます。

順序がわかりにくいかもしれないので、次回の記事では、時系列にリンクを並べたまとめページ的なものを作成しようと思っております。

今後ですが、診察・検査・体調等の記録は続けたいと思います。それ以外も、気になるニュースや健康関連のことなども含められたらいいなと思っています。いずれにせよ、更新はこれまで通りゆるいペースになるかと思います。現在ホルモン治療のせいか歳のせいか、体重コントーロールにちょっと苦しんでいるので、そのうちダイエットのことなど書き始めるかもしれませんが、おいおい考えます。

 

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