告知されてからはじめたこと <告知〜手術までvol.5>

2017年5月下旬に乳がんの凍結療法の手術を受けました。
告知されてから手術までを振り返っています。
前回は家族に告知 <告知〜手術までvol.4>についてでした。

2月末に乳がんの告知をされましたが、それまでに色々調べていて、本当にがんだったらしようと思っていたことがあります。病理検査を待つ間Iで挙げた「温熱療法」と病理検査を待つ間IIで挙げた「人参リンゴジュース」です。どちらも目的はがんに対抗するための「免疫力UP」です。

免疫力をあげたい

通常、病気でないヒトでもがん細胞は毎日できているそうです。健康な人であればそのがん細胞を自然治癒(免疫)力によって排除することが可能で、それによってがんの病巣はできないのだそう。なんらかの原因でその免疫力が低下したり異常があったりすると、がん細胞が増殖する一因となるそうです。

「がん」「治療」などを検索すると、様々な「免疫力」や「免疫力をあげる」ことに関するサイトに出会います。また、ちょうどその頃は私は「冷え性」により免疫力が低下する、という説をよく見聞きし、気にしていました。総合して、「冷え性を治したい」「がんを小さくしたい」「がんに負けない身体になりたい」⇒「身体を温めたい」「免疫力をあげたい」という思考に至りました。そこで告知後にはじめたのが「人参リンゴジュース」と「陶板浴」です。

人参リンゴジュース

改めて説明はいらないほど有名だと思いますが、医学博士の石原結實先生が推奨されています。イギリスやメキシコのクリニックでもがん患者の治療の為に人参リンゴジュースを採用していたり、多くの自然療法を行っている施設でも飲まれていたりしているそうです。

出会い

6年ほど前にアメリカに住み始めた頃、日本人のルームメイトがたまたま石原結實先生の本を持っていたので借りて読んだことがあります。それがきっかけで、人参リンゴジュース = 身体にいい、という位の軽い気持ちで朝食に人参リンゴジュースを飲むようになりました。毎日飲んでいた時期もありますし、飽きてしまってやめていた時期もあります。当時はジューサーは持っていなくていわゆるミキサーを使っていました。ナゾの皮膚炎になった頃(参照:既往歴〜現病歴 vol.1)はものすごく食事に気を使っていて、毎日同じものを食べない方がいいという話を聞き、人参リンゴジュースと青汁を一日おきに朝食にしていました。
こんなに食事にも気を使っていた私がまさかがんに…という気持ちもありましたが、がんに対抗できるような食事療法をしよう、とにかく食事を劇的に変えようと思い、「ジューサーを使った人参リンゴジュース」を飲みはじめることにしました。。

なぜ人参リンゴジュース?

ずっと飲んでいた人参リンゴジュースについて、人参には抗酸化力がある、リンゴのポリフェノールがいい、など漠然と良さがわかっているような気はしていましたが、実際はモヤッとしていました。調べてみると、石原結實先生の娘さんで医師の石原新菜先生がブログでとてもわかりやすく説明してくださっています。

なぜ人参とりんごの組み合わせなのか?
他の野菜や果物でも良いのではないか?と思われる方も多いと思います。人参りんごジュースには、1日に必要なビタミンおよそ30種類、ミネラルおよそ100種類が含まれています。
現代人は、「栄養過剰」の「栄養失調」という状態に陥っていると言っても過言ではありません。炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素を体内で利用、燃焼するためには、ビタミン・ミネラルがたくさん必要になります。
(http://nina-ishihara.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-68ba.htmlより)

ですが、現代ではビタミン・ミネラルが豊富の胚芽をとってしまった精製した小麦粉、白米、白砂糖のように、精白食品を多く摂るようになり、ビタミンやミネラルが不足がちになっています。食べたものをエネルギーにかえるためには、ビタミンやミネラルが必要不可欠なのに、ビタミンやミネラルが少ない食事をしているため、結果として「栄養過剰」の「栄養失調」になるとのこと。ビタミン不足やミネラル不足が、がんをはじめ種々の病気の原因になる、という考え方があるのだそうです。

人参とリンゴはスゴい!

りんごだけでなく人参にもポリフェノールなどのファイトケミカルが多く含まれています。このファイトケミカルが万病のもとであるとされる「活性酸素」を除去してくれて、免疫力アップに貢献し、がんに対抗できる身体作りによいとされているようです。さらにビタミンとミネラルも豊富、身体を温める効果もアリ、といいことづくし、のようです。

いつ飲む?

ゲルソン療法などの厳格な食事療法では野菜ジュースを一日に大量に(1L以上?)飲まないといけないようです。しかし、私にはその条件だと全く続けられる気がしません。がんをなくすためには多く飲んだ方がいいのかもしれませんが、正直ジュースだけでがんがなくなるとは思えず、また、コスト的にも厳しいので、私は朝に一杯だけ飲むことに決めました。
朝にフレッシュなジュースが良い、というのはよく聞きます。夕飯後から次の食事まで時間をあけたほうが消化器官を休められて良い、とか、デトックス効果が増す、などなど。今このジュースを続けていて感じていることは、朝食に何を食べようか悩まなくてよい、というのもあります。

レシピ 

ジューサーで300cc-400ccのジュースができるレシピです。

人参 3-4本(大きさによって)
リンゴ 1/2個
レモンの絞り汁 1/2個分

生の人参に含まれている「アルコルビナーゼ」という酵素が体内に入ったときに、ビタミンCを破壊する、それを止めるには酸が必要、レモンは必ずいれたほうがいいと信じていましたが、実は間違っているそうです。(説明は難しいので割愛します…)今、この記事を書くまでレモンを入れた方がいいと信じていましたが…。もちろん、レモンにはクエン酸やビタミンCが豊富なのでそれらの栄養も摂れるし、ジュースの味もさわやかになるので、レモンを入れても問題はないと思います。朝、柑橘系を摂ると紫外線を吸収しやすくなりシミが増える、という説もあるので、特に今の時期はレモンを入れるべきかは追って検証したいです。

人参リンゴジュースをジューサーで作って飲む!

まず、人参リンゴジュースを作るにあたって、いかに良い人参とリンゴを手に入れられるかが課題でした。できれば、全部無農薬や有機のものがよいのですが、無農薬のリンゴを入手するのは難しいです。せめて減農薬などのリンゴ、さらにレモンも…と探していたら良いショップに出会いました。

ピカイチ野菜くん」です。

私は人参とリンゴとレモンがセットになっているものを購入しています。

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人参とリンゴとレモンがセットになっているのでとても便利な上に、このセットで作るジュースは味がとても美味しい気がしています。美味しいので続けるのが苦ではなく、今はもう8月ですが、まだまだ毎日このジュースを作って美味しく飲んでいます。最近では、人参とリンゴとレモンに小松菜も少々追加して飲んでいます。

使っているジューサーは、Sharpのジュースプレッソです。

陶板浴

人参ジュースをはじめた翌日位から、目を付けていた陶板浴のお店に通い始めました。初回は半額の上、色々説明してくださいます。お話を聞いていると、数ヶ月毎日通って腫瘍が小さくなった人がいるとのこと。例え、腫瘍が小さくならなくても、冷え性がなくなったり、四十肩がよくなったりもするそうで、色々と効果が期待できそうです。

陶板の上に寝るだけ

室温がそんなに高くないので熱い(と言ってもその上を歩ける程度)陶板の上に横になっていても辛くはありません。20分ほど横になっていると汗が噴き出します。慣れないうちは25分くらいで出た方がよいとのこと。慣れたとしても、最大で40分くらい寝ていれば十分で、むしろ、40分以上寝ない方がいいとのこと。せっかく副交感神経優位になっているのに、長時間横になっていると交感神経優位になってしまってもったいないのだそう。

この陶板浴に3月はほぼ毎日通いました。最初の1ヶ月位はとにかく休まず通った方が良いとのことだったので。そのあとは、週に2回位でも良いそうです。陶板浴で「ヒートショックプロテイン」を増やすことができるのだそう。

ヒートショックプロテインとは

ヒートショックプロテイン(HSP, Heat shock protein/熱ショックタンパク質)、細胞内の傷ついたタンパク質を修復してくれる成分のことで、別名「ストレス防御たんぱく」とも言われています。熱などのストレスのもとにさらされた際、多く発生するのだそう。免疫細胞の働きを強めたりもしているそうです。

このHSPを活性化して、細胞を修復して免疫力があがれば、冷え性がよくなれば…と思い通っていました。

今のところ…

残念ながら人参リンゴジュースを飲んで陶板浴にせっせと通っても、手術前の私のがんが小さくるというような目に見えた効果はありませんでした。しかし、一度がんになった以上は、再発転移がものすごくコワいです。免疫力upのため、8月になった今も人参リンゴジュースは続けています。陶板浴は、手術以降の傷の具合のために行けず、現在も放射線治療中で熱いところにいられないため、お休み中です。放射線治療後は皮膚の状態を見て、毎日は無理でも週に出来れば2回は行けるようになれれば、と思っています。

 

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