2017年5月下旬に乳がんの凍結療法の手術を受けました。
告知されてから手術までを振り返っています。
前回は、「センチネルリンパ節生検について <告知〜手術までvol.27>」でした。
いよいよセンチネルリンパ節生検のための入院1日目についてです。(※当時の記録をもとにしています。)
生まれて初めての入院へ
鴨川にあるK病院にはいつもは車で行っていたのですが、諸事情により(参照:家族と衝突〜4月の精神状態)一人で行くこととなった上、術後に運転は難しそうなので(事前に看護師さんにお勧めしないと言われていました)、バスを乗り継いで行くことにしました。
実は生まれた時を除き、この時が人生初の入院でした。センチネルリンパ節生検自体は怖かったものの、未知の体験へのドキドキとちょっとした旅行気分が加わってしまい、若干ウキウキしながら病院へ向かいました。
入院初日は10時半までに入院手続きが必要とのことで、5時半前に起床。家の近くから東京駅までバスがあり、さらに東京駅から鴨川までもバスで向かいました。道中は順調に進み、10時には病院に到着。入院手続きを済ませて、身長体重測定、薬剤師さんによる日頃のお薬状況チェック、看護師さんによるその日の体調のチェックなどがあり、ようやく病室へ連れて行ってもらいました。
病室は…
2泊3日の検査入院ですが、初入院記念という言い訳をしつつ個室にしてもらいました。個室のお値段が都内の病院ほど高くなく、見晴らしも良くてキレイ、という噂があったので、思い切りました。それもこの病院を選ぶ決め手のひとつでもあったのです。
病室は噂通り清潔感があって快適です。ソファーがついていたり、湯沸かしポットがあったり居心地がすごくよかったです。海の正面の部屋ではないですが、窓からは海も見えます。
<病室の様子>奥にソファもあります。
<モニター付き!>お食事もここから選べます。
<湯沸かしポット>
<病室の窓からの景色>
事務の方がひと通り病室の説明してくださり、モニターの使い方・お食事お注文方法などを教えてくださいました。お食事は2種類から選べて、追加料金を払うとさらに選択肢が増えます。そのあと看護師さんがやってきて血圧と体温をはかり、今日の予定をざっくりと説明してくれました。注射と検査と担当医からの説明が夕方とのこと。なんの検査かの説明はありませんでした。あとは結構放置されのでちょっと手持ち無沙汰でした。
暇だからお散歩でも行きたいなーと思いつつ、昼食が12時位の予定らしかったので、部屋で待機していたら11:50に呼ばれました。「RI室に行くように」とのこと。
センチネルリンパ節生検シンチ:注射
この時は事前の下調べが足りていなく「RI」が何かわからないままRI室に向かうと、PET/CTを受けた場所のような持ち出し厳禁スリッパに履き替えて入室です。何の説明もないまま結構待たされたので、その間にスマホで「RI」とは何かを検索しました。ここでようやく「RI」とはラジオアイソトープ、核医学検査のことらしいことがわかりました。
待機している部屋のお隣から話し声が聞こえて来たのですが、どうやらセンチネルリンパ節生検の前の「センチネルリンパ節生検シンチ(グラフィー)」を受ける為の注射をするようでした。シンチグラフィ(scintigraphy)とは、体内に投与されたラジオアイソトープ(放射性同位元素)から放出される放射線を検出し、画像化することによって薬剤の分布を調べる検査だそうです。さらに、放射線を検出すると音が出る器具を使って手術中に正確な場所を音で確認します。
その注射をしてから3-4時間後に、画像診断のための撮影がされるとのこと。正直、検査がなぜ2泊3日なのか、日帰りでも1泊でもいいのでは、と思っていたのですが、このために前泊になったようです。
順番を待っている間に慌ててスマホで検索したら、この注射は結構痛いとか…。内心ビクビクしていたら、名前を呼ばれました。処置室には注射が二本置いてあって、見た感じは針は細そうです。意を決して服を胸の上までめくって横になっていると、先生がちょっとチクッとしまーす、と言いつつ注射。あれ、痛くない…。二本目も、本当にチクッとしかしませんでした!
あまりにも痛くなかったので先生に「痛いって聞いてたのであんまり痛くなくてよかったです」とお伝えしたところ、「注射の針が痛覚に当たっちゃったりすると痛いと感じる人もいるのかもしれない…」とのことでした。
結局この注射はその時により痛いかもしれないし、痛くないかもしれないし…といったところでしょうか。個人的な体験としては、鴨川のK病院でのセンチネルリンパ節シンチのための注射は痛くなかったので、あまり心配しなくても大丈夫だと思います。
<センチネルリンパ節生検で入院・1日目 ②>に続きます。
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