本日、7月12日(大安吉日!)いよいよ放射線治療がはじまりました。
放射線照射にあたっての注意事項
予約時間の10分くらい前に来るようにと言われていたのにバスの時間を間違えてギリギリになってしまいました。
前回頂いた冊子にあった治療前の注意事項としては、
- 治療部位に日焼け止め、クリーム等はぬらない
- 締め付けの強い下着やインナーなどの着用は控える
- 皮膚マークのインクがついてしまうかもしれないので、白い洋服や肌着は避ける
- 胸元のあいた服はマークが見えてしまうことがあるので、注意。ストールなどの持参をおすすめ
とありました。
どの程度、首回り・胸元が見えて大丈夫か皆目検討がつかなかったので、自分が持っているなかでわりと首回りがキツめの黒い服を着て行きました。
いつもは車で行こうと思っていますが、今日はたまたま車が使えず電車で病院に向かったところ、駅からクリニックまでの7-8分の道のりで汗だくに…。マークが落ちないか心配になるほどの汗の量でしたが、なんとかマークは消えていませんでした。夏の放射線治療は色々と大変です。
放射線本番前に軽く診察
力及ばず?予約時間ギリギリ5分前位のクリニックへの到着となってしまいましたが、すぐに呼ばれて診察室へ。少し待つと先生が前回撮ったCTの画像を持っていらっしゃいました。CTの画像には、照射の角度がかかれており、それによると肺にかかる放射線はそんなに多くないとのこと。胸に肉が少ないから心配してました笑、とお伝えすると、それよりも胸郭の形や角度?に関わること、と教えてくれました。あっという間に先生とのお話は終わり、いよいよ本番です。
放射線治療、いざ本番へ…!
今日は初日だったので、普段は5-10分で終わるけれど、15分ほどかかるとのこと。放射線治療室の端にある、カーテンで隔たれた簡易更衣室のようなところで上半身服を脱ぎ、タオルで前をおさえながら、いざ治療装置へ。入ってびっくり。技師さん4名いらっしゃいました。女性2人に男性2人です。以前の記事で書きましたが、このクリニックはVarian社のTrilogyという装置を導入しています。装置の大きさはCTの装置とあんまりかわらないような感じで、CTの時に乗る台にそっくりな形状の治療台に横になります。
前回のCTを撮ったときに描かれたマーキングに合わせて、治療装置と私の身体を技師さんが微調整します。その後、技師さんたちは別室に入ると装置が私の周りをグルグル。装置の(多分)コンピュータで照射の位置や角度を決め、それが決まったところで技師さんたちが再び入室して来て皮膚にマーキングを追加されました。あと3分くらいで終わりますから…と言葉を残して再び技師さん達は別室へ。またまた装置が私の周りをぐるぐるしたかと思ったら、技師さん達が入室されて「終わりました」とのこと。あら、いつの間に照射していたんでしょうか…。「照射します!」的なお知らせがあるのかと思い込んでいたので、なんだかあっけなく終わってしまった感じです。
放射線照射後…
終了後、やっと自分のマークを見ましたが、思ったより書かれていなくて、洋服でカバーされるところにおさまってくれました。私の場合リンパ転移がなく照射が乳房のみなので、もしかしたらマークが少なめなのかもしれません。
やや緊張していましたが、本当にあっけなく終わりました。マークを足されるときに思わずどれ位上まで書くか質問しようと声をだそうとしたら、技師さんに質問は後にしてください…!と軽く怒られました。(そのあと女性の技師さんがお洋服のこととか気になりますよねーフォローしてくださって優しかった…)とにかくマーキングはとても重要で、マーキングを描いているときはもちろん動いてはいけないし、治療台に乗ったら微動だにしてはいけないということのようです。喋るくらいいいじゃない…と一瞬思いましたが、声を出したら確かに身体は振動してしまうかも…。以後気をつけようと思います。
おわりに
実は放射線治療の副作用におびえていましたが、1日目だし、まだなんともありません。昨日会っていた友人はがん患者さんに触れ合うことが多い職業なのですが、放射線治療で具合が悪くなる人はあまり聞いたことがないとのこと。その友人のご主人はお医者さんですが、ご主人もそんなに心配することないと仰っていたとのこと。
もう一つ、マーキングが服で隠れるかを心配していて、外出の頻度が下がってしまうかも…と懸念していたのですが、こちらも全く問題ないことがわかったので、心置きなく外出したいと思います。唯一問題があるとすれば、こちらのクリニックでは二の腕にもすこしマーキングされます。それは、カバーしきれる場合としきれない場合があるのですが、例え見えていても、間違ってペンで色がついてしまった…?位のものなので、気にせずにいこうとは思っています。