凍結療法前日 <凍結療法・手術編 vol.0>

2017年5月下旬に乳がんの凍結療法の手術を受けました。
告知されてから手術までを振り返っています。
前回は、「友人への告知 <告知〜手術までvol.36>」でした。

最近更新がすっかり滞っていましたが、いよいよ凍結療法の手術を受ける前日についてです。今回は当時の記したものをなるべくそのままお送りしようと思います。

2017年5月下旬(当時の記録メモより)

(2017年の)2月末の告知から、いえ、2月頭に要精密検査の通知を受け取ってからほんの数ヶ月しか経っていませんでしたが、ようやくここまで来たか、という気がしています。本当にこれまでの約4ヶ月、とても長く感じました。

いよいよ手術を受けて腫瘍とおさらば出来る!と清々しい気持ちがないワケでもないのですが、正直緊張感のほうが強いです。局所麻酔への恐怖と言えるかもしれません。

前回のセンチネルリンパ節の「手術」の時は、入院当日までは検査のつもりで行っていたためか、最初は怖いと思っていませんでした。ですが、直前になって急激に怖くなり、手術室に入ってから血圧が上がりそうな感じさえしました。本当に怖くてしようがなかったのですが、冷静に考えると何が怖いのかよくわかりません。痛いのが怖いのか、でも麻酔をしているからそこまで痛みを感じないだろうし…。切られているという現状が怖いのか…。もちろん、麻酔をしていましたし痛みはほぼなかったです。

手術が失敗したらどうしよう…とは思いませんでしたが、うまくいきますように、と心の中で念仏を唱えるかのようにブツブツ言っていました。やっぱり、失敗を恐れていたのでしょうか。もともと、注射や切り傷、メスで切られる、などは恐怖の対象なので、とにかく「切られる」ことは、闇雲に怖いと思っているだけのような気もします。あとは、未知の体験に対する恐怖、とか。

結局明日、いよいよがんを取り除く為の手術なのに、一体何を怖がっているのでしょうか。正直自分でも全然わかりません。今回は緊張感が早くから始まっているので、手術本番では先生方にどんと身を任せ、心穏やかに受けられたらいいなと思います。

今日一日は、明日に向けて何をするでもなく緊張と恐怖と闘おうと瞑想でもしようかしら、なんて思っていましたが、とりあえず別のことをして気を紛らわせていました。

お昼からの手術で、40分前に来院すればいいとのことだったので前泊はせず、今回はバスではなく電車で行く予定です。早く起きられるように、早く寝るくらいはできればいいなと思いますが、どうなることか…。

術後1年以上たった今思うと…

上記は当時のメモのコピペです(多少手直ししましたがw)。本当に怖くて、とにかく緊張と恐怖に向き合う意味合いもあって、もちろんブログも始めるつもりでいたので、このようなほぼ殴り書きのような記録メモがコンピューターに残っていました。今思うとビビり全開ですね(笑)。しかも当時家族と口をきいていない状態だったので(参照:家族と衝突〜4月の精神状態)、全て一人で完結することになり、お腹に恐怖が積み重なるばかりと言うか。記録に「別のことをして気を紛らわせた」と書いてありましたが、何をしたか全く記憶にないです。

おかげさまで今ではこの時の緊張も恐怖もほぼ忘れて元気に暮らしています。薬を飲むこと以外の治療が無事に終わっている今、自分の現状は本当にありがたい限りだと改めて感謝しないとですね。

<凍結療法当日 I>に続きます。

 

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