7/12からはじまった放射線治療でしたが、8/8に無事に全照射(19回)を終了しました。今回は、放射線治療を終了してから16週間後の皮膚の状態やその後の体調などについてです。また、遺伝性乳がん関連の研究結果についてがネットニュース(毎日新聞)に掲載されているのでご紹介します。
皮膚の状態と皮膚の色
乳頭のかさぶたがキレイになりましたが、まだ乳房全体の日焼けのような色は残っています。ですが、それもだいぶ落ち着いてきて、まだらになった部分が減ったように思います。
毎回同じ例え方で恐縮ですが、元の皮膚の色が「1」として、濃くなったところを「5」とすると、まだら部分の色が薄くなった箇所はちょうど中間の「3」位かと思うのですが、色が濃かった「5」の部分はだいぶ減ってきました。どうもその5の部分はかさぶたに近いようなものだったようで、最近タオルでゴシゴシとこすると少しずつ減ってくることに気がつきました。今週も「3」の部分がだいぶ増えてきたと思います。
キレイに「3」になって、さらにその色が落ち着くのにとても時間がかかりそうな印象ですが、まずはキレイな「3」を目指していきたいと思っています。
遺伝性乳がんについての研究結果発表:ニュースより
日本HBOCコンソーシアムという研究団体が、日本の4つの病院で乳がんの遺伝子検査を受けた患者の中で、遺伝子変異が見つかった人の中でどれくらい予防的切除・手術を受けたか、という調査の分析結果を発表しました。
記事によると、
2012~14年に全国4病院で、240人に遺伝性の乳がん・卵巣がんの発症に関わる遺伝子の変異が見つかり、発症予防のために約1割に当たる26人が乳房切除、約4分の1の62人が卵巣・卵管の摘出手術を受けていた
(引用元:https://mainichi.jp/articles/20171123/k00/00m/040/150000c及びhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000006-mai-sociより)
との分析結果が出たそうです。
ただ、この数値はあくまで日本の実態を知ることができたというだけのようです。予防的措置をしてどうなったか、予防的措置をしなかったらどうだったか、という追跡調査をしなければその措置の効果や経過がわからないので、今後に期待したいと思います。
遺伝子検査を受けるか、受けないか…
遺伝カウンセリングに行って来ました vol.1とvol.2で詳しく書きましたが、おそらく伯母二人が乳がんになっていて、比較的若い段階で乳がんに罹患している私は遺伝子検査を受けた方がいいとずっと思っているのですが、経済的な理由もあってなかなか踏ん切りがつきません。
このニュースによると
遺伝子検査を受けたのは963人で、平均年齢は47歳。がんになった親族がいる人が多かった。このうち変異があったのは240人。家系の中で最初に検査を受けた人だけで分析すると、2割に変異が見つかった。変異のある人は二つ以上の乳がんを経験している人も目立ち、最初の乳がん発症の平均年齢は約40歳と若かった。
(引用元:https://mainichi.jp/articles/20171123/k00/00m/040/150000c及びhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171123-00000006-mai-sociより)
とありました。
がんになった親族がいる点、最初の乳がん発症の平均年齢は約40歳である点など自分に近い点が多くて、この記事を読んで、そろそろ真剣に考え直すべきなのでは、と思い始めています。
このような調査によって遺伝子検査による予防的措置・もしくは検査結果を知ることによって、乳がんの予防・早期発見に効果的、という結果がはっきりして、将来的に乳がんの遺伝子検査が保険適応になれば…と思う今日この頃です。
乳がんと遺伝に関する無料公開講座(2018年1月)
第6回日本HBOCコンソーシアム学術総会において、無料の公開講座「話そう、シェアしよう『乳がん』と『遺伝』」という催しがあるそうです。事前申し込み不要とのことで、気軽に行ける雰囲気でしょうか。詳細は下記の通りです。
日時:2018年1月20日(土)13:30〜15:30
会場:聖路加臨床学術センター B1 日野原ホール
URL:http://hboc.jp/meeting/event2018/6th_event.html
乳がんの遺伝子検査・遺伝性の乳がんについて気になっている方は、無料ですし、聞きに行かれてもいいかもしれませんね。予定が合えば、私も思い切って行ってみようかな、と思っています。
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