久しぶりの乳がん検診 <告知までvol.1>

2017年5月に乳がんの凍結療法の手術を受けました。
告知されるまでを振り返ります。vol.1です。

検診に申し込み

2016年夏まで5年ほど海外在住だったため、2011年以降乳がんを含めちゃんとした健康診断を受けていなかったので、帰国したらすぐに受けようと思っていました。

帰国の際の引っ越しであちこち痛めていた上に、色々と蓄積した疲れがとれずに夏はひたすら休んでいました。秋口にようやく、「そうだ、健康診断…」と思い出し、まずは居住地区が行っている無料の乳がん検診の申し込みをしました。希望日を3つほど出して返信を待ちます。約一ヶ月後の受け取ったハガキにあったのは希望日からはるか遅れた翌年(2017年)の1月という非情な(?)連絡でした。

受診理由

上記のようにしばらく乳がん検診を受けていなくて心配、というのには理由がありました。それは、血縁者に乳がん罹患者がいるということです。父方の伯母が2人いて2人とも乳がんに罹患しています。一人は発見が遅れて私が小学生の頃に亡くなってしまいました。その後両親が離婚していて父方の親族とは疎遠になっているので詳しい状況はわかりませんが、もう一人は50代位で乳がんが見つかったものの、今も健在だそうです。ですが血縁者に乳がん罹患者が2人もいる以上、家族からは「(将来的には乳がんの可能性があって)危ない」と言われていましたし、自分でも気をつければいけないなとは思っていました。数年前の乳がん検診で教えてもらった月に一度の触診も一応やっています。さらに、最近は芸能人の方の乳がんに関する報道が増えていて、乳がんは若くても発祥するという現実を目にし、乳がん検診を受けなければ…という気持ちは大きかったです。

検診当日

年が明けて2017年1月初旬。健康センター的なところでいよいよ乳がん検診の受診日となりました。悪いものがあるかどうかわからないけれど、検診というのは緊張しますね。私が住んでいる街では40歳以降はマンモグラフィーと超音波を交互に受けることになっています。(全国的なんでしょうか?)41歳になる2016年度は超音波の検診でした。受付を済ませ、問診票を記入し、検査着に着替えて順番を待ちます。骨密度を計ってくれるとのこと、順番前後してまずは骨密度をはかってもらいました。なんと言うことでしょう。十数年前は骨密度のグラフからはみ出るほど高かった骨密度の値が、今回は年齢平均を下回っているではないですか!本番の超音波を受ける前に大きく落ち込みました。

いよいよ超音波…

少しだけ順番待ちをしてからいよいよ超音波の検査です。検査着を脱いでベッドに横になります。バンザイするように腕をあげなくてはいけないのですが、当時左肩が肩関節拘縮(いわゆる四十肩…)のためかなりの痛みがあるので、左側は中途半端なところで許していただきました。

粛々と検査が進む…かと思いきや、右も左もある一定の場所を何度も何度もスライドさせるのです。これは何かあったに違いない…と思うには十分なほどの念の入れ方です。何も言われていませんが既に半泣きの私。検査が終了して部屋を出る前に一言「何かありました…?」と聞いてみました。ですが、「規則で言えないことになっているので…」とのこと。3-4週間後に送られてくる結果を待たなくてはいけなくなりました。

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