母の入院 vol.2 〜心臓カテーテル検査〜

2018年1月、健康オタクと言っていいほど人一倍健康には気をつけていた母ですが、出産以来初の入院をすることとなりました。乳がんとは関係ありませんが、聞き慣れない病気だったため、記録として残しています。

前回は母の入院までの経緯についてでした。今回は、入院が決まってからのことと翌日に受けた心臓カテーテル検査についてです。

改めて検査・入院・病気の説明

入院と心臓カテーテル検査が決まり、さらに色々説明を受けなくてはならないため、先生たちは引き上げ、再度処置室内のベッドのスペースで待機です。その前に念のためのインフル検査や採血がありました。その時にOKが出たので、ようやく母にお弁当を食べてもらうことができました。お弁当は一つしかなかったので、私はパンを買って一緒に食べました。今思えば、心臓悪いかもと言われているのに元気な患者ですw とにかく待つ1日で、私はもともとよろしくない腰の調子が絶不調になりました…。

ようやく母がお弁当を半分位食べたところで、今度は担当医と研修医らしき方二人でいらっしゃいました。そこで、改めて心臓カテーテル検査や病気の説明がありました。

可能性のある病気は

  • 心筋梗塞
  • 狭心症
  • たこつぼ心筋症

などで、心臓カテーテルは心筋梗塞=心臓の血管内に詰まりがあるかどうか等を確認するために必要とのことでした。この時はっきりとは言われませんでしたが、母の背中の痛む位置がちょっつずつずれている、息切れが全くないことから、先生は心筋梗塞の可能性は低いと考えていらっしゃるようでした。逆に可能性があるのが「たこつぼ心筋症」とのことでした。

数十年ぶりの入院

一通り説明が終わって入院の段取りが整ったところで、看護師さんに病室へと案内されました。書類を数種類書かなくてはいけませんでしたが、手続きのために入院受付などには行く必要がなかったので行ったり来たりがなく有り難かったです。

入院となって困ったことは、母はパジャマを持っていないことでした。健康オタクの母は寝る時は下着のみで何も着ていないのです(爆)。私も着脱しやすいいわゆるパジャマは去年の私の入院用に買った一着のみですし、そもそも、母は小柄で私はまあまあ身長があるので、サイズ的にも問題があります。そんなことを思っていたら、入院手続き書類の中に「入院着・タオル等貸し出し」申込書がありました。それによると一日数百円で入院着やタオルを借りられるとのこと。そういえば私の入院の時もありましたが、私の場合は自分のパジャマを強く勧められたので、急いで購入したのを思い出しました。この時の母の場合は検査のための入院で期間が長くなるとは思っていなかったので、入院着だけお借りすることにしました。

一通り手続きを終えたら、一度私は家に帰ってタオルや母の身の回りのものを持って、また病院へと向かいました。

病院では荷物の整理・母の夕飯を見届けてなんだかんだで面会終了時間ギリギリの20:00まで病院にいることに。翌日の心臓カテーテル検査の時間や私が病院に行って良い時間などを確認の上、家路に着きました。

とってもとっても長い1日となりましたが、帰ってからは心臓カテーテル検査・心筋梗塞・狭心症・たこつぼ心筋症などなどについてひたすらネットで調べ、就寝しました。

心臓カテーテル検査

翌日の心臓カテーテル検査はお昼前から始まる予定ですが、特に立ち会いは必要ないとのことでした。検査のあと午後2時位からの結果の説明に行くことになっていたので、結局この日も仕事は休んだものの、自宅で待機していました。

一般的に心臓カテーテル検査とはいくつかの種類と目的があるようです。

足の付け根、手首、ひじなどにある動脈から、直径2mm程度の細いプラスチック製のチューブ(カテーテル)を心臓の近くまで挿入し、各心室や心房の圧を測定、造影剤を注入して心臓の構造の確認、血管を造影して血管が細くなっている部分(狭窄)や詰まっている部分(閉塞)の有無や形態を確認する等の検査があるそうです。

母が受けることになったのは、血管を造影して血管が細くなっている部分(狭窄)や詰まっている部分(閉塞)の有無や形態を確認し、心筋梗塞でないかどうか、その他の病気の可能性の確認のためだそうです。母の場合は左手首から行いました。とにかく母はその検査をすごく怖がっていて、始まる前から主治医の先生に失敗しないように頼んだそうです。余計なプレッシャーを与えたのでは…と先生には申し訳なく思いましたが、母曰く、とても丁寧にやってくださったそうです。大変だったことは、絶対に動かないようにしなくてはならないことです。動いてカテーテルが血管を傷つけるようなことがあってはいけないからだと思いますが、これが恐怖心をさらにあおったようです。

レントゲンで確認しながらカテーテルを挿入し続け、やがて心臓の出口付近の上行大動脈にまで到達すると、ガイドワイヤーを抜いて、カテーテルを操作して『冠動脈』という心筋に血液を供給している血管の入口に差し込むそう。

その状態で造影剤をカテーテル内に注入すると、冠動脈の造影写真が撮ることが出来るそうです。その造影剤で身体が熱く感じることがあるそうですが、痛みを感じることはないとのことでした。私も乳房の造影MRI撮影の時に熱く感じることがあると言われ流のですが、あまり熱い感じがしたことはありません。母は熱く感じたそうです。

検査自体は30-40分で終わり、私が午後に病室に行くとカテーテルを挿入した箇所(手首)の止血しているところが痛々しかったのですが、元気そうにしていました。止血箇所は透明のプラスチック素材のようなものでガッチリ巻かれていました。少し待ってから、主治医の先生と研修医らしき先生がいらして、検査の結果の説明を受けるため別室に向かいました。

検査結果

母の病室と同じフロアにある小さなお部屋で検査結果の説明を受けました。まずは撮影したカテーテル検査の映像・画像を見せてくださり、どこにも詰りがないことがわかり心筋梗塞や狭心症でないことが確定しました。これで最悪の自体は回避されたと思い、少し安心しました。

母の心臓の映像を見せてもらいながら、結果「たこつぼ心筋症」であることがはっきりしたと説明を受けました。

 

<母の入院 vol.3>へ続きます。

参考サイト
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph44.html
https://doctorblackjack.net/heart/heart_02-01.html
https://medicalnote.jp/contents/170124-005-IL
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph34.html
https://www.ims.gr.jp/meirikaichuo/medical/medical01/internal03_2.html
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph95.html#m9

 

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