先日の診察のあと苦心して選んだ、いえ、結局主治医の先生のおススメのまま、都内某所の放射線治療専門のRクリニックを受診してきました。いよいよ放射線治療が始まります。
はじめて放射線クリニックへ
Rクリニックへの予約は14:00。駐車場が近隣ビルのもので、そこからクリニックまで少々歩かなくてはならず、ギリギリ14:00に到着しました。クリニック自体はそんなに大きくなく、受付も一人体制でこじんまり。紹介状を渡してしばし待ちます。
14:20位でしょうか、やっと呼ばれて診察室へ。診察室はいかにも病院という感じはせず、明るくて広めでした。少し待つと先生がいらっしゃいましたが、先生ちょっとお待ちくださいと言ったまま、パソコンでなにやらパチパチ…。私がもらう資料を作ってくださっていたようですが、いきなり先生の背中をずっと見つめるハメになり一瞬不安になりました。
治療開始前の診察
先生のご準備？が終わったところで、いざ診察。
凍結の手術日を訪ねられたぐらいで特別なことは聞かれません。放射線治療について質問を用意していったのですが、それを聞く前に、副作用がいつからなど概要を説明してくださいました。
放射線の線量
まずは線量の説明。こちらのクリニックでは短期照射（19日間）で受けられるとのことがおススメを受けた一番の理由でもあります。
通常は2グレイを25回、追加照射5回の合計30回が標準とされますが、短期の場合、2.65グレイを16回、追加照射が3回の合計19回で総線量が51.4グレイとのこと。凍結療法を受けた患者の放射線治療のエビデンスはないため、温存手術を受けたものとしての治療を受けていくのだそう。海外（先生はカナダとおっしゃっていた）では短期照射でも10年再発率は変わらないというデータがあるので、短期照射で通常は大丈夫と考えているとのことでした。
もらった資料によると、放射線治療を受けることによって温存手術を受けた患者は乳房内再発率を1/3に減少させることができるとされ、一般的には5%未満になるそうです。
放射線の副作用
次に副作用の説明。照射日数が少ないため、だいたい皮膚の炎症などの副作用は照射が全行程終わってから1週間位したら出るそうです。照射中はクリーム等を塗らないようにとのこと。以前どこかで保湿した方が皮膚の炎症がましになるような記事を読んだことがあるのですが、どうなることやら。クリームはだめだけど化粧水のようなもので刺激のないものならよさそうなことを仰っていたので、愛用中の顔用のミストでもつけてみようかな、と思っています。
ちなみに、現在愛用中のミストはコチラです。
注意事項！
絶対にやめてと言われたことが、熱いお風呂に入ること。強い日焼けのような状態なので、真っ赤になるそう。入るならお腹までのお湯かぬるめのお湯か、とのことです。
説明をあと少しだけ質問をしたら、食事制限もとくになし、飲酒も可、運動も可、と言われました。あと、ホルモン治療をはじめてるので併用して大丈夫か確認したところ、ホルモン剤を飲んでる人はたまに副反応が強く出ると言う人がいるけど、大丈夫でしょう、とのことでした。
肺への影響…
照射後に肺炎になる人が稀にいます、というお話で、肺のレントゲンを撮ったら影が映ったりするのか聞いてみたところ、どうやら放射線治療をして肺の細胞が死んでしまうところはバッチリと写るらしいです。なので、今後、肺のエックス線を撮る場合は放射線治療をしたことを申告しないといけないようです。また、肺活量に問題はないか質問したところ、ほとんど関係ないとのことでした。何か肺活量が関係ある職業なのかと逆に質問されたのですが、たまに楽器を吹く位です、とお伝えすると、それには影響ない感じでした。
日光アレルギーの可能性
最後の最後、私が過去に日光アレルギーの可能性があったので質問すると、これは結構深刻、というか、あまりにひどいと照射できなくなるとのことでした。数年前昼間に強い日差しのもと10分くらい歩くと、夜にじんましんが出る時期がありました。その後、なるべく日に当たらないように暮らしているのでその後その症状が出るかどうかわかりません。もしあの症状が日光アレルギーで、今も続いてる場合、もしかしたら放射線に強く反応が出てしまうかもしれません。場合によっては放射線治療が出来ない可能性もあるそうです。まあ、とりあえずやってみて反応見てから考えましょうということになりました。
これにて診察は終わりです。あとはCTを撮って帰宅となります。
＜vol.2に続きます＞
