デンスブレストについて

こんにちは、Falkorです。
この前の月曜日、TVドラマで私が以前チラリと書いた「デンスブレスト」が取り上げられていました。今回はそのドラマについてと改めて「デンスブレスト」についてです。

「ラジエーションハウス」

いわゆる「月9」で「ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート」というドラマが4/8から放送されています。密かにTVっ子なので毎シーズンドラマを結構見ているのですが、その中でも特に楽しみに見ている番組です。そのドラマの4/22放送の第3話で「乳がん」そして「デンスブレスト」が扱われていました。

以下ネタバレ・端折ったあらすじです。

内山理名さん演じる葉山今日子は、母を乳がんで亡くしたため、毎年マンモグラフィを受けていました。彼女は「デンスブレスト」ですが、今まで一度もデンスブレストであることを伝えられていませんでした。そこで窪田正孝さん演じる主人公・放射線技師の五十嵐唯織が彼女の家族歴を鑑みてなんとか「超音波」検査を受けるように説得します。一方、放射線科の医師は全てのデンスブレストの人が超音波検査を希望したら病院が成り立たないと、デンスブレストを伝えることを拒否します。そこをなんとか押して、患者本人の希望もあり超音波検査をし、さらに造影MRI検査をして「非浸潤癌」が発見されるというストーリーでした。この話と平行して、ラジエーションハウスの技師の一人である山口紗弥加さん演じる黒羽たまきが、マンモグラフィでシコりが見つかり、乳がんの可能性を否定できない状態で仕事をしつつ、若手技師の練習台と称してマンモグラフィや超音波検査を受け、最終的には良性の腫瘤であったことがわかるお話が描かれています。

ところどころアレっと思うことはあったのですが、再検査までに心情や検査やがんへの恐怖なども丁寧に描かれていたと思います。ついつい自分のシコりが見つかった時のことを思い出して、少々苦しい思いもしつつ、それでも「デンスブレスト」を大きく取り上げてもらえてとても良かったと思っています。

改めて「デンスブレスト」とは

過去の記事「超音波検査とマンモグラフィ」でデンスブレストに関して書いています。

以下、その記事からの引用です。

乳房は、脂肪組織と乳腺組織から形成され、乳腺の密度によって、「脂肪性」「乳腺散在」「不均一高濃度」「高濃度」の4つのタイプに分けられるそう。この中で特に「不均一高濃度」と「高濃度」のタイプがデンスブレストと呼ばれるそう。簡単に言うと、乳房内に脂肪が少なく乳腺の密度が濃いのだそうです。乳房内に乳腺がぎっしりと詰まってる感じでしょうか…?特に若い方にこのデンスブレストの人が多いので、若いときは超音波検査が有効とされているようです。また、アジア系の女性の50歳未満の8割近くがデンスブレストだとする調査もあるそう。日本人の多くの女性はデンスブレストとの可能性が高いのかもしれません。

ドラマではデンスブレストが告知されない、という話でしたが、私の場合は先に超音波でシコリがバッチリ見えてからのマンモグラフィだったので、当時担当してくださった女医さんから私の真っ白なマンモグラフィの結果を見ながら「デンスブレストで見えにくい」と伝えられました。

市の検診が一年ごとに交代で超音波検査→マンモグラフィ→超音波検査→マンモグラフィ…で、たまたま受けた年が超音波検査だったため私のがんはまあまあ早期で発見してもらえましたが、もしマンモの年だったら問題なしと言われて一年たってしまったかもしれないと思うとゾッとします。

ドラマでも言っていましたが、デンスブレストの場合マンモで「異常なし」と診断されても、それは「マンモでは見つけられなかった」ということで、隠れたガンの存在を否定できない、ということだそうです。

ドラマを見ての感想など

ドラマで共感したこと

まず、冒頭でマンモブラフィを受けていた女性が叫んでました!私も叫んだことはありませんが、いつもものすごく痛くて叫びたいくらいでした。叫びたいのは私だけじゃないと思えてなんだか嬉しかったです。

共感したとともに、よくぞ言ってくれた!思ったのは、「デンスブレストの人で家族歴がある人は特に気をつけたほうがいい」という趣旨のことを言っていた点。そして、「最後に自分の身を守れるのは自分だけ」とも言っていたのですが、デンスブレストだけでなく、他の色々なことにも通じると思いました。乳がんがわかったころの自分が正にそいういう気持ちで色々調べていたので、おかげで凍結療法を知ることもできたのです。

また、今回のこの話だとマンモグラフィより超音波検査が大事なのでは?と思われてしまいそうですが、ちゃんとマンモグラフィの有用性もフォローしていました。ドラマの超音波検査のシーンで「乳がんの石灰化など、超音波で見つけにくくマンモでしか見つけられないものがある」ことをはっきりと伝えていました。私もマンモは二度とやりたくないと毎回思っていますが、この利点を知っているだけに我慢して受けています…

ドラマで引っかかった点

まず「非浸潤性乳がん」についてはあまり語られませんでした。もちろん、尺の問題もあるでしょうし全てを詰め込むことはできないと思いますが、もう少しわかりやすくても良いのでは、と思ってしまいました。

また、細胞診や針生検の話は(多分)一切出てきませんでした。特に、最終的に良性の腫瘤だったとされる技師の方は、確定診断に細胞診などは必要ないのでしょうか?(この辺り勉強不足です、スミマセン…)

些細なことですが、造影MRIの際ヘッドフォンはなしでした。もちろんドラマの中だし、病院によっては耳栓を使用なのかもしれませんが、毎回ヘッドフォンをしている身としてはなんだか気になってしまいましたw

◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

ドラマの影響で、原作+TVドラマの監修をされた方が理事長を務める「NPO法人 乳がん画像診断ネットワーク」のWebサイトのアクセス数が飛躍的に延びたそうです。そのサイト内に、医師がデンスブレストかどうか教えてくれない場合、自分から聞いたほうが良いという趣旨のことが書かれていました。わざわざ教えてくれはしないけれど、自分から聞いたら医師は答えてくれるということでしょうか。自分がデンスブレストかどうか知り、マンモだけでは不十分の可能性があることを自覚するだけでも、その後の選択肢が変わるかもしれませんね。

少しでも多くの人が「デンスブレスト」の存在を知り、正に自分の身を自分で守ろうとする意識を持つ人が増えてくれるといいなと思います。

見逃してしまったら…

今日(4/26)の15:50からも再放送があったようですが、4/28(日) 25:55~26:55にも再放送があるようです。tver.jpやフジテレビFODでも4/29(月)19:49まで見ることができます。

興味のある方は、ぜひ!

 

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