こんにちは。Falkorです。
あっと言うまに2月も終わり間近ですね。
今月は競泳の池江璃花子選手の白血病・タレントの堀ちえみさんの口腔がん(舌がん)の2件の大きく報道された発表がありました。今回は、ニュースに際し思ったことなどについてです。
2/12と2/19
2/12に池江選手から白血病である旨が発表されました。誰もが驚いたことと思います。オリンピックや世界水泳などでしか応援しないにわかファンな私ですが、著名で活躍されている選手ですし、本当に驚きしショックを受けました。病状や治療法が気になり、とても心配になりました。
池江選手の発表から1週間後、今度はタレントの堀ちえみさんが口腔がん(舌がん)を公表されました。なんとなく以前も大病されたイメージがあったので、さらにがんになられたこと、ステージ4であるという発表は大きな驚きでした。
お二人の発表を見聞きして思うのは、告知から(おそらく)間もないにも関わらず、前を向いてらっしゃる(ように見える)、ということです。うがった見方をすれば、メディアへの発表や発言がどの程度まで本心かどうかはわかりません。一般人と違い、表に立っている、世間の目がある立場である、というので、「前を向く」ように自分を持っていかなくてはならないのかもしれません。私なんかと比べるのはおこがましいのですが、自分の病気を人に伝えることはとても辛くてエネルギーが必要なことでした。(なぜか心臓がドキドキしてしまいます。)公表せざるを得ない状況なのかもしれませんが、これから闘病しなくてはならないことを発表されている姿にただただ感服しました。
追体験…?
お二人のがんの公表をすごいことだと思う反面、実は自分が告知されたことを思い出して、苦しくなったりもしていました。正しい表現かはわかりませんか、いわゆる追体験をしているかのようでした。もしくは、フラッシュバックと言ってもいいかもしれません。今回のお二人に限らず、他の方が「がん」を公表されたり、がんで亡くなったニュースを聞くにつれ、おそらく同じように自分の体験を思い出し、心がぎゅっとつかまれたような気がしていました。
今回は、いつものそれよりもさらに大きめの「ぎゅっ」とした、重い気持ちになったことに気がつきました。おそらく、病気自体のこと、というより、自分が精神的に辛かったのが告知前後だったため、余計に辛さが増したのかもしれません。堀ちえみさんが某TV番組にご出演されたのを拝見したのですが、病気がわかった経緯や告知のことを詳しくお話されていました。それによって、より詳細に自分の告知の時のことを思い出し、同じ体験を繰り返したかのような気持ちになってしまったのかもしれません。
他のがんについては全く知らない
お二人の発表を聞いて、驚いたりショックを受けたりしつつ、さらに気が付いたのは白血病についても口腔がんに関しても全く知見がなかったことでした。乳がんのことは一生懸命勉強したつもりでしたが、他のがんに関しては全く知りません。実は友人や友人の友人に白血病や甲状腺がんをされた方がいるのですが、それでも、どうしても他人事になってしまうのでしょうか。インターネットで検索する位のことをしましたが、詳しく調べて知識を得るようなことはありませんでした。
自分の家族が乳がんについてあまり調べたりしてくれなかったことを不満に思っていたことがありましたが、自分の病気でない限り(しかも私は情報収集を割と頑張るほうなので)同じような熱量で病気に対するのを求めるは難しいのかもしれません。
「公表」に関して
ネットからの情報ですが、特に堀ちえみさんのがん公表は賛否両論あったそうです。一部の方だとは思いますが、わざわざ知らせなくてもいいのでは…的なことを言う人もいるとかいないとか。TVを拝見していて思ったのは、恐らく早期発見できなかったことを踏まえて、同じような症状がある方や他に病気かもしれないと思いつつ病院に行くのを躊躇っている方に向けて、早めに病院に行くように、というメッセージを感じました。(実際にそう仰っていたと思います。)これもネットからの情報で信憑性に欠けるかもしれませんが、実際に歯医者さんへの問い合わせが増えているのだそうです。それだけでも、公表してくださったことに大きな意義があると感じました。
実際、私も乳がん検診へ行ったのには、小林麻央さんの乳がん公表も一つのきっかけであると思っています。メディアの力はとてつもなく大きいと思うので、その力を使える方が利用して発信して、多くの人ではないかもしれませんが、誰かの背中を押してくれるのはありがたいことだと感じています。
粛々と
自分が病気を受け入れて、受け止められるまでものすごく時間がかかりました。今でもある意味受け入れられていないと思うこともあります。私は(割と)早期に発見してもらった上、比較的治療も楽だったと思います。それなのに、受け入れきれてないなんて、情けない話です。
池江選手の病気に関して、詳しくは忘れてしまいましたが、どこかのお医者様が「なぜ病気(がん)になるのか」に対して、「運のようなもの」と答えてらっしゃる記事を読みました。そうです、たまたま運が悪く病気になってしまっただけなのです。こればかりは、自分ではどうしようもできません。ですが、その中でも私は運良く早めに発見してもらえることができたのです。
最近、自分の状況がとても有り難いものだということを忘れがちでした。血液検査の針が刺さらない位で、何故がんになってしまったのか…と心の中で恨み節を漏らしてみたり。その一方で、手術前後の痛みはすっかり忘れ調子に乗って食生活等も乱れがちで、「喉元過ぎれば熱さを忘れる」状態でした。今回のニュース・折角発信してくださったことによって、襟を正し?粛々と暮らしていきたいと思います。
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