2017年5月下旬に乳がんの凍結療法の手術を受け、7-8月に放射線治療をし、現在はホルモン療法のため毎日「フェアストン」を1錠飲んでいます。2017年4月に術前の検査としてPET-CTを受けました(詳細はコチラ→PET-CT検査 I、PET-CT検査 II、PET-CT検査 III)。今回は約一年4ヶ月ぶりに受けてきたPET-CT検査などについてです。
前回の診察・検査で…
二つ前の記事<「術後の検診(検査)・乳腺科と婦人科に行って来ました>の時に血液検査を受けたのですが、すぐに結果が出ない項目は1週間後に電話で結果を聞く「電話再診」となりました。その電話再診で腫瘍マーカーが少し数値が高いものがあるから、PET-CT検査の時に再検査するように、とのことでした。正直、特に何もないだろうとタカを括っていた上、乳がんが見つかってからも一度も腫瘍マーカーが上がったことがないので、ものすごく驚きました。最近は告知前後の恐怖心などすっかり薄らいでいたので、久々に心拍数が上がりました。数値が上がった腫瘍マーカーは「NCC-ST-439」で、4.3だったものが8.1になってしまったそうです。
腫瘍マーカー 「NCC-CT-439」
乳がんの腫瘍マーカーにはいくつか種類があり、 CA15-3, CEA, NCC-ST-439などが用いられます。何をどう調べているのか資料を読んではみたのですが、正直説明出来るレベルまでは理解できませんでした。ただ、NCC-ST-439の正常値は7.0以下と言うことだったので、この1.1のオーバー分をどう捉えるべきか、考えました。
そもそも、腫瘍マーカーは絶対的なものでない、と言う認識があります。と言うのも、以前伯父が一つの腫瘍マーカー(CA19-9)の数値が急激に上がったことがあったのですが、1ヶ月後の再検査では正常値に戻っていました。友人にも同じことがありました。その時の体調か何かはわかりませんが、変化することもあるようです。なので、たった1.1で一喜一憂してはいけない、と思い、あまり考えないように再検査までの約2ヶ月弱過ごしていました。
PET-CT検査当日。まずは、病院まで小旅行…
いつもの診察やMRI等の検査は都内のクリニックで受けていますが、PET-CTは外房にある本院に行かなくてはなりません。前回は予約時間が早かったので前泊しましたが、今回は予約時間が13:00だったのと、PET-CT検査前の注意事項として前日から激しい運動や当日の運転もよろしくないとのことだったので、バスを乗り継いで日帰りで行くことに。
バスは交通渋滞の影響を受けるという基本的なことをすっかり忘れ、Google map通りの乗り継ぎ時間で行こうとしたものの、最初のバスが渋滞にハマってしまいました。結果、東京駅から本院までのバスへの乗り継ぎに失敗し、なんとなく幸先の悪いスタートとなってしまいました。
この待ち時間で大事な大事なイヤホンを忘れてしまったことに気がつきました。診察待ちを相当することが目に見えているので、ビデオなど見られるように映像をタブレットにダウンロードするなど準備していたのです。なのに、肝心なイヤホンがなくては見ることができません。仕方ないので待ち時間の間にコンビニを二軒回ってやっとイヤホンをゲットして、バスに乗り込みました。
PET-CT検査は予約時間の30分前集合なのですが、12:30過ぎの病院到着となってしまいました。血液検査はPET-CT検査を予約した後の電話再診で言われたので、血液検査を何時に行くべきかわからなかったため、少し早めに現地着の予定にしていたのです。残念ながら、乗り継ぎ失敗したため、早く着くことはできませんでした。
血液検査
血液検査はPET-CT検査の前だろうな、とは思っていたのですが、確証はないので、まずは総合受付へ。受付の方が親切にPETセンターにも連絡してくださり、先に血液検査をしてから、PET-CT検査に向かうこととなりました。が、ここでも一点つまずきが…。持っている保険証の期限が切れていて、新しいのを持っていなかったのです!家には届いているハズなのですが、私の手元には届いておらず…。情報は何一つ変わってないことをお伝えし、変更があったら後で連絡するということで勘弁してもらいました。
採血はスムーズで、今回は1回目で無事に採血完了となりました。なんとなくですが、暖かい(暑い)時期の方が血管に針が刺さりやすいような印象です。寒いと血管が収縮してしまっているのでしょうか。採血が終わり、急いでいましたが検査前は運動禁止なのでゆっくり歩いてPETセンターへ。なんとかPETセンターには予約時間の10分ほど前へ到着することができました。
人生2回目のPET-CT検査
受付の方がPETセンターの方に事前に連絡をしてくださったためか、事前処理をスムーズにして下さり、予約時間ちょうどくらいに着替えをするロッカールームへと案内してくださいました。検査は去年も受けているので、前回よりも簡単な説明を受けてロッカーの鍵、検査区域に入るカードキー?を受け取り、受付の方とはしばしのお別れです。
ロッカーには使い捨てのスリッパが用意されていて、それに履き替えます。着替える際は、CT検査等と同じように、金具・ボタンがついているような下着はつけることができません。スポーツブラのようなものや、私が来ていたユニ◯ロのエア◯ズムのようなものは着ても構わないということでした。また、靴下もOKでした。
ロッカールームから検査室へ向かう出口から出て、エレベーターで2階まで上がり、カードキーを使って検査エリアへ入室します。前に人がいたため、少し待ってから身長・体重・血圧の測定です。その後さらに奥の部屋に進み、血管確保・血糖値測定となります。今回の血管確保も血管を探すのには時間がかかってしまいましたが、一発OKとなったのでありがたかったです。血糖値を測って、検査薬の準備ができるのを待ちます。時間を正確には確認できませんでしたが、これが結構待った感じがしました。針を刺されたままなので、余計にそう感じるのかもしれません。検査薬はFDGというブドウ糖代謝を反映した「診断用放射性薬剤」です。検査薬の準備が終わり、先ほどの血管確保したところから注入します。造影剤を使ったMRI検査とは違い、針を刺しっぱなしということはなく、検査薬を注入後、すぐに針を抜いてくれたのでよかったです。
<1年4ヶ月ぶりのPET-CT検査II>に続きます。
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