こんばんは。Falkorです。
今年初めてe-Taxでの確定申告をしたので、今回はそのことについて。
乳がんの話ではないのですが、医療費控除に関しても覚書として残したいと思います。
e-Taxとは?
e-Taxとは、確定申告等、税金に関する色々な手続について、インターネット等を利用して電子的に手続が行えるシステムのことだそうです。これによりネットやPCの環境が整えば、自宅から簡単に確定申告を行うことができます。わざわざ、市役所や税務署等に行かなくても、特に確定申告期間は自宅でほぼ何時でも申請できます。
今までも「e-Tax」のシステムはありましたが、2019年1月から手続きが簡略化されました。それを聞きつけ、2018年度分の今回初めて自宅で確定申告にチャレンジしました。
e-Taxの利点
e-Taxの一番の魅力は自宅から行えることだと思っていますが、それ以外にいくつかあります。
確定申告出来る期間が長い!
通常、役所等に行く確定申告は1ヶ月ほどで、今年2019年は2/18(月)〜 3/15(金)です。ですが、e-Taxでは、1/4(金)〜 3/15(金)の間、ほぼ24時間体制で確定申告できます(メンテナンス時間:毎週月曜0:00〜8:30を除く)。詳しくはコチラからご確認ください。
還付金の戻りが早い!
従来の書類提出方式では、還付金が振り込まれるのに1ヶ月以上かかるそう。ですが、e-Taxで申請した所得税還付金は約3週間で還付されるそう。実際どうだったか、のちほどレポートします!
各種書類等の提出が不要!
源泉徴収票の原本や医療費等の領収書など、提出は不要です。ただし、5年間は原本を手元に残さなくてはなりません。詳しくはコチラから。医療費がとってもかかっている私としては、領収書をまとめて提出するのも大変だと思っていたので、この制度は大変ありがたいです。
マイナンバーカード方式とID・パスワード方式
2019年1月からe-Taxでは「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」を利用しての申請が可能となりました。詳しくは下の図でご確認ください。
(http://www.e-tax.nta.go.jp/kanbenka/index.htmより引用)
正直、どちらの方式にしようか悩みました。幸い既にマイナンバーカードは持っているため、ICカードリーダーを買えば良いだけでしたが、なんとなくカードリーダーを確定申告の為にだけ買うのに抵抗がありました。税務署に行ってID・パスワードをもらう、という選択肢もありますが、わざわざ税務署に行くのは面倒臭いし…。調べていたら、カードリーダーがそんなに高くない物もある、ということを知り、結局「マイナンバーカード方式」で確定申告することに決めました。
ICカードリーダー
色々調べましたが、Amazonでのお値段やレビューを見て、NTTコミュニケーションズの接触型 USBタイプ ICカード リーダーライターを購入しました。
もう少しお高めの物には、タッチするだけで読み取るものもありましたが、コチラはカードを差し込む形式です。Appleのノートパソコンを使用していますが、問題なく動作しました。
ドライバーのダウンロードはコチラから。
PC動作環境確認&事前準備
実際に確定申告を行う前に、自分のPCのOSやブラウザーがe-Taxに対応しているかの確認と、PCの事前準備が必要になります。今調べていて気がつきましたが、Macは今年から正式に対応になったとのこと!私は長年Macユーザーな為、いずれにせよ今年からしかe-Taxの利用はできなかったようですね。
パソコンの推奨環境:
ハードウェア
- CPU:Pentium4(1.6GHz)以上(又はその相当品)
- メモリ:512MB 以上
- ハードディスクドライブ(HDD):2GB以上の空きエリア
- 画面解像度:1024 × 768以上
OS
<Windows>
- Microsoft Windows 7
- Microsoft Windows 8.1
- Microsoft Windows 10
<Apple>
- Mac OS 10.11(El Capitan)
- Mac OS 10.12(Sierra)
- Mac OS 10.13(High Sierra)
- Mac OS 10.14(Mojave)
ブラウザ
<Windows>
- Microsoft Internet Explorer 11
<Apple>
- Safari 11.1
- Safari 12.0
私は、 AppleのOS10.13(High Sierra)を使用しているので、動作環境はOKでした。ただ、いつもはSafariでなくChromeを使っているので最初は慣れませんでした。
PCの事前準備
お使いのコンピューターで行う事前準備が必要ですが、これらが私にとっては一番面倒臭かったです。色々ダウンロードする必要がありました。
電子証明書取得
e-Taxのサイトによると、様々なところから電子証明書を取得することが可能だそうです。私は「公的個人認証サービス」を利用しました。このサイトを利用するにもICカードリーダーとマイナンバーカードが必要です。
このサービスを利用するにあたって、「利用者クライアントソフト」をダウンロードする必要があります。このソフトをダウンロードすることはそんなに難しくありません。
事前準備セットアップ
事前に必要な準備をまとめて出来るようにしてくれたツールだそうです。大変親切なマニュアル付きです。ゆっくりと読み進めながら手順を踏めば、難しいことはありません。
詳しくは、コチラの手順④をご覧ください。
JRE(Java実行環境)
私が、一番時間がかかってしまったのは「JRE(Java実行環境)」に関して。電子証明書の取得か事前準備セットアップの時か忘れてしまったのですが(爆)、私のPCにJavaがなかった為、JREをダウンロードしなくてはいけなくなったのですが、そのバージョンを間違ってしまい、少しだけ難儀しました。結局は、正しいものをインストールすればいいだけの話だったのですが、ちょっとだけ回り道をしてしまった気分だったので、記録まで。(ちなみに私が必要だったバージョンはコチラ。)
その他、詳しくはコチラのサイトから、どうぞ!
いよいよ医療費控除申請の準備
PCのセッティング前でも後でも、必要書類の準備をしなくてはなりません。源泉徴収票や保険の書類など、お手元に用意しましょう。
そして、病気治療中の身としては一番のメインイベント?「医療費控除」申請です。先ほど利点にも挙げましたが、領収書の提出は不要です。ですが、きちんとした数字を出さなくてはなりません。そこで「医療費集計フォーム」というものがあります。これはエクセルファイルですが、指示通りに入力して保存します。あとで実際に確定申告するときにそのファイルをアップロードすれば、e-Tax側が勝手に処理してくれるのです!入力は件数が多ければ多いほど手間がかかりますが、あとでとても楽になるので、頑張って入力しましょう。
医療費集計フォームはコチラのページの右上方から。一年分の合計もわかるので、とにかく便利だと思います。
あとは入力して申請!
やや煩雑な準備を終えれば、あとは入力して申請するだけです。入力先も、「事前準備」としてダウンロードしたファイルからも行けます。申請事項が多ければ時間もかかるかもしれませんが、私は少ないので、申請自体はすぐに終わりました。
入力するだけで、還付金まで計算されています。
還付金は…
e-Taxを用いれば1月から確定申告可能でしたが、うっかりしていて、2/15(金)になってしまいました。申請を受理した連絡が数日後にあり、そして、なんと本日、3/7(木)還付金が入金されました!きっちり3週間でしたw
終わりに
設定でやや手間取ったりはしましたが、入力や申請はあっさりと終わった印象です。ICカードリーダーは思ったよりもお手頃ですし、今後毎年確定申告をすることを考えたら安い買い物でした。役所や税務署に行くことなく、大量の病院関係の領収書を提出しなくて良いのは本当に楽です。
まだ試されたことがない方は是非e-Taxにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
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